初めて妹の砥愛ちゃんと一緒になりましたが、お腹の下に砥愛ちゃんがノソノソとやって来ても、嫌がるそぶりはありません。

そうそう、たまに多摩動物公園に婿入りした砥夢（トム）くんの様子をネットで見るのですが、一緒に暮らしているおばあちゃんゾウを見ると、媛ちゃんやリカ母さんと比べて足の長さが短いんですよね。あれはゾウも歳を取ると、お腹の筋肉が衰えてお腹が下がってくるのでしょうか。それに比べると若い媛ちゃんは足もスラリの美人さんです。


嫌がるどころか、鼻で優しく撫でている感じですね。優しい目をしています。


顔を地面に押し付けて砂遊びをする砥愛ちゃんを優しく見守ります。
とは言っても、媛ちゃんもまだ６歳。人間で言ったら、まだ中学生くらいでしょうか。


私も砂遊びがしたいだも～ん。と、大きな体を投げ打って寝ころび、豪快に全身で砂遊びです。母さんゾウのリカさんと比べると、まだ一回り小さい体の媛ちゃんですが、それでも大きなゾウさんが寝っころがると迫力があります。


気持ちよさそうな媛ちゃんの横にやって来た砥愛ちゃん。「おねえちゃん、何やってるの～」

この後、起き上がろうとする媛ちゃんですが、大きな体なのでなかなか起き上がれません。体を前後に揺さぶって、勢いをつけて起き上がろうとしたら、『ドスン！！』と大きな音を立てて、砥愛ちゃんのお尻辺りに頭突きを食らわしてしまった媛ちゃん・・・。一緒に見ていた周囲の人が思わず、「あっ」と声を上げてしまった程の強烈な一撃でした。


『なにやってるの！！小さい子が居るんだから気をつけなさい！！』
「ご・ごめんなさい・・・」
とリカ母さんに怒られてしまった媛ちゃんでした。
でも、砥愛ちゃんはなんとも無かった様で、良かった良かった。

良いお姉さんぶりを見せている媛ちゃんなのですが、遊びなんかに夢中になっちゃうと、砥愛ちゃんの扱いがリカ母さんと比べるとぞんざいになっている気がします（笑）。


そしてこの日、リカ母さんと、娘の媛ちゃんの力関係を垣間見えたシーンも。
リカ母さんの大好物の新鮮な木の枝（笹よりも太い枝の木でした）を飼育員さんが出してくれた時、媛ちゃんも食べようとしたら、リカ母さんが声を上げて怒り、鼻でパシリと媛ちゃんの頭を叩いて追い払ってしまいました（リ、リカ母さん、そんなに好きだったんだねぇ、その枝）。さらには、媛ちゃんの口元に残っていた細い枝までも、長い鼻を使って口から強奪してしまいました。

母は強し！！子育てには体力が要るのよねぇ。

でも普段はとっても仲良しの、とべ動物園のアフリカゾウの親子です。


こんな仲良しのアフリカゾウの親子を見ていたら、かなわない話ではありますが、ここに多摩動物公園に婿入りした砥夢（とむ）くんも居たらなぁ。なんて思ってしまいました。


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