日本で初めて人工哺育で育った、とべ動物園の元祖アイドルしろくまピース。ピースも母親のバリーバが生まれて直ぐの赤ちゃんを上手に育てる事が出来ず（一緒に生まれた双子の子は、母親に噛まれた傷により直ぐに死んでしまいました）、飼育員の高市さんが家に連れて帰って育てました。その小さくてまんまるで、生きているぬいぐるみの様な愛らしい姿はＴＶでも紹介されたので、ご存知の方も多いかと思います。


そんなピースも１４歳になりました。てんかん　の持病を持つため、薬も飲んでいる影響からか、普段は室内展示場で、のんびり過ごしている事が多いです。冬でも外の運動場に出る事はあまりないですね。

夏になり、屋外プールに水が張られました。この日は、とべ動物園のイベント「ホッキョクグマのピースへアジのプレゼント」があり、昼過ぎからピースが屋外に出て来ました。


屋外に出てきて直ぐに、颯爽と歩き回るピース。ガラス越しに見るのとは違って、綺麗な白い毛が印象的です。普段の屋内展示場のぐうたらピースとは違って、なんだか表情も嬉しそうです。


この日は梅雨明け直ぐで暑かったので、ピースはプールに一直線。


「ザブ～ン」
まったく躊躇する事なく、プールに飛び込みました。この雄姿、媛ちゃんにも見せてあげたかったゾ


「スイス～イ」


「プカプカ」
だれだ？！どざえもん　だなんて言っているのは
まあるいお尻がカワイイですね。


背泳ぎもお上手です。気持ちよさそう。


「ん？！」
ピースが何かを見つけたようです。


イベントの際に、配っていたウチワを誰かがプールに落としたようなのですが、それを見つけたピースが手に持ちました。


「ぶくぶくぶく～」
ウチワを手に持って遊ぶピース。大きくなりましたが、愛くるしい姿は健在です。


こちらは昨年の様子なのですが、お客様にお尻を向けっぱなしで、なにかをやっているピース。何かと思ったら、水の中に沈んでいるフライパン？で一心不乱に遊んでいました。ムイントかわいかった♪　おもちゃで遊ぶところは、とべ家の面々と一緒ですね。

＜今年生まれたカリフォルニアアシカの赤ちゃん＞

こちらは６月５日に生まれたカリフォルニアアシカの男の子の赤ちゃん。名前はまだ無い。
お父さんのジロー（２６歳）は人間で言うと、１００歳を超えているのだとか！７年ぶりの赤ちゃんアシカなのですが、お父さんが高齢と言う事もあってノーマークだった様で、生まれる前日まで飼育員さんも妊娠に気が付かなかったのだとか。この赤ちゃん、生後２日目には早くもプールに入って泳いでいたそうです。

媛ちゃん、砥愛ちゃん。プールの達人達に負けず、がんばれ！

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