やぁ！とべとべずー与茂駄（よもだ）くあとろ　～とべ動物園で暮らすアフリカゾウのブログ～

与茂駄（よもだ）とは、伊予弁で「とりとめのない話」。地元愛媛の、とべ動物園で暮らすアフリカゾウの、アフ父さん、リカ母さん、媛（ひめ）ちゃん、砥夢（とむ）くん、砥愛（とあ）ちゃん親子にメロメロです。

3月4

媛ちゃんのトレーニングの様子

カテゴリ:: 媛（ひめ）ちゃん

こんにちは♪
前回、動物サポーターズデーの様子の回に少し触れました、媛ちゃんのハズバンダリートレーニングの様子です。

＜とべ動物園アフリカゾウ：媛ちゃん（メス、１７歳）＞

「ケさん、お疲れさま♪」　(by 媛ちゃん)
夕方、女子運動場の掃除のために、アフ父さん運動場に集められた際に近くに寄ってきてくれた媛ちゃん。

女子運動場の掃除が終わると、女子運動場にリカ母さん＆砥愛ちゃん、アフ父さん運動場に媛ちゃんに分けられます。

そして順番にそれぞれのお部屋に戻って行きます。まず最初は媛ちゃん
「じゃあ、またね♪」
トコトコトコ

「お疲れ～媛ちゃん。ゆっくり休んでね」　(by ケ)

媛ちゃんが入った後、今度は砥愛ちゃんをアフ父さん運動場に移し、リカ母さんと砥愛ちゃんがそれぞれのお部屋に戻っていきます。３部屋ある居室の真ん中が砥愛ちゃんの部屋になります。

リカ母さんと砥愛ちゃんがお部屋に戻ると、ヒョウ舎横のゲートが開き、室内展示場（媛ちゃんの部屋）の前、ガラス戸の所まで入る事が出来ます。このタイミングで、媛ちゃんのトレーニングが行われているので見学する事が出来るんです。

トレーニングのため、PCW（プロテクトコンタクトウォール）の前に立つ媛ちゃん。

飼育員さんの『あし』の合図で・・・

サッ♪
肢を出すために少し広く開いている窓部から自ら前肢を出す媛ちゃん。

『ぐーーー♪』
のお褒めの言葉とオヤツを貰った後、『よし』の合図が出るまで指示棒に肢を当てた状態をキープする媛ちゃん。
その間に肢の裏のチェックや蹄の手入れ、冬だとオリーブオイルなどを塗ってもらいます。
前肢も右、左と順番にケアが終わると・・・

『うしろ、うしろ』の号令

すると、

クルリ
と後ろを向き・・・

サッ
後ろ肢はこの様にして先程の窓から出します。
動物が視界の悪い背中側をこうやって見せるというのは、信頼関係の賜物ですね。

続いて、再度前を向いて頭を指示棒へ。

そして大きく口を開けてもらって・・・

お口の中のチェックの後、バックヤード見学の際に見た団子を口の中に投入♪

その際に、媛ちゃんの歯がチラリと見えました♪（分かりますかね？）

最後はご褒美のオヤツを貰って終了です。

ご褒美は、前肢を出す事が出来たら「グーー♪」と大きな声で褒めてもらって、肢をキープしている間もご褒美のオヤツが貰えます。このように、飼育員さんがやってもらいたい事をしてもらえると、オヤツが貰える、その間にケアが出来る、と言った事が命令ではなく自主的に出来る、その結果ウイン・ウインの関係となる、ハズバンダリートレーニングの様子でした。

＜ケのFacebookより、挨拶してくれる媛ちゃん＞

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